なぜ不動産投資を選んだのか
投資といえば、株式・債権・投資信託・FX・先物取引などがありますが、私は「不動産投資」を選びました。
一棟アパートを持っているという話をすると驚かれます。「えっ20代で!?」「サラリーマンなのに!?」 「お金持ちだったの!?」という具合にです。しかし、私はもともとお金持ちでもなんでもありません。 ただのサラリーマンでした。
そんな私がなぜ不動産投資を選んだのか、理由を解説していきます。
目次
不動産投資を選んだ動機
私が不動産投資を選んだ動機についてお話します。
何を隠そう私は貧乏人でした。学生時代は家賃4300円のオンボロ学生寮に住み、 収入は仕送りの3万円で、学費は貧乏すぎて免除。バイト代で月5万円稼ぐことはありましたが、 飲み会や旅行に使ってしまい、卒業時に持っていた金融資産は郵貯の10万円だけでした。
そんな私も晴れて就職し、手取りで16万円ほどもらえるようになりました。 しかし、人間とは欲深いもので「月の大半をささげて16万円!?やっす!!」と思ったものです。
そして、薄給激務で月あたり27日間は朝から晩まで働いていた父親を見ていたので、 「サラリーマン人生は絶対に自分に向いていない」と思っていました。
そこで「不労所得をつくりたい」と思うようになりました。 大学の先輩にはFXで億を稼いだ人、起業した人もいましたが、どうも真似できる気がしません。 しかし勉強しないことには始まらないので、投資の書籍を読み始めました。
そこで見つけたのが「改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)」
たいていの不動産投資家のバイブルになっているこの書籍ですが、私にとっても人生観を変えるきっかけになりました。 入社1年目、わずか2か月で「不動産投資をしよう!」と決意したのです。
とはいっても新入社員で金融資産はまだ数十万円です。なけなしのお金をはたいて不動産投資の書籍、 ビジネス書を買いあさり、合計で140冊は読みました。セミナーにも参加して、不動産会社に訪問しました。 こうして入社4年目の夏(2016年9月)、頑張って貯金した500万円を使って新築一棟木造アパートを手に入れたのです。
このときも持っていたのは給料を貯めた銀行預金500万円だけで、 不動産もクルマも一切持っていませんでした。 「生まれつき貧乏人だから不動産投資はできない」ということは決してないのです。
不動産投資を選んだ理由
数ある投資の中からあえて不動産投資を選んだ理由について解説していきます。
理由1:不労所得であること
不動産投資の魅力はなんといっても「不労所得」であることです。 一度勉強して、一度購入してしまえばあとは何もすることはありません。 せいぜい通帳を見るくらいですが、最近は通帳すら見ていません。
株式や債券・FXなどは常時市場を監視していなければなりません。 ビジネス情報に絶えず触れていて、値動きを敏感に察知して、売買を繰り返す必要があります。 私にとってはとても「不労所得」には思えなかったのです。
もちろん株式や債券は「配当金」がありますので、「不労所得」とも言えます。 しかし、配当金は出したお金に対してよくて「年間5%」程度にしかなりません。 もともとお金を持っていない私が、500万円で株式を購入したところで、年間25万円の収入にしかならないのです。
もちろん貯金ではまったくお金は増えません。金利は0.001%で、500万円預けてようやく50円です。 定期預金なら0.1%がつく銀行もありますが、それでも5000円です。 これで生活するには到底無理です。
これでは会社を辞めることができません。
一方で不動産投資は「銀行融資」を使って、「入居者が代わりに返済してくれる」というとんでもない強みがあります。 私は自己資金500万円を頭金として出しただけで、家賃収入から返済や管理費・税金を引いたキャッシュフローが年間70万円もらえます。 月収を6万円弱増やすことに成功したのです。
会社の給料を月6万円を増やそうとすると、10年近くかかってしまいます。 しかし、不動産投資では1棟建てるだけで10年分のセルフ昇給ができ、その分貯金がしやすくなり、 もっと投資を拡大することができます。
2棟目、3棟目と増やしていけばすぐにサラリーマンの収入を超え、 その収入をまた投資に回せばどんどん資産が増えていく・・・ この複利の効果がたいへん魅力的だったのです。
確かにローンを返済し終わるころにはアパートもボロになっています。 しかし、最低でも無借金の土地が残ります。さらに利便性の高い場所であれば、 今より値上がりしている可能性すらあります。
他人のお金で毎月収入を得られて、土地まで手に入るというのが不動産投資の大きな魅力です。
理由2:不動産投資は生命保険代わりにもなる!
理由の1つに、不動産投資が生命保険代わりになるという理由があります。
サラリーマンの不動産投資は、融資を受けるのが前提です。 融資を受ける際、団体信用生命保険に加入させられるのをご存知でしょうか。
マイホームを買うときも同じなのですが、団体信用生命保険に加入することで、 万一自分が死亡したとき、借金がチャラになるというすごい効果を持っています。
私の新築一棟木造アパートは6700万円の融資を受けて購入し、年間家賃収入は450万円です。 今はローンの返済があるため手取り収入は70万円に過ぎませんが、 私が死んだとき、相続人は無借金で年収450万円アップするというわけです。
数千万円の生命保険に加入するより、不動産投資をして団体信用生命保険に加入したほうが、 遺族の生活は安定すると私は思います。
理由3:リスクをコントロールできる
不動産投資を選んだ理由の1つに、リスクのコントロールができる点が挙げられます。
基本的に株式や債券・投資信託・FX・先物取引は自分でリスクをコントロールできません。 会社の経営陣だったり、国際情勢だったり、果ては「一般人の感情」にすら左右されます。 「伸びるであろう会社」「つぶれないであろう会社」に投資するしかないのです。
東芝やオリンパスなど粉飾決算で騙されることもあれば、 JALやスカイマークのように経営破たんすることもあります。 自分ではどうしようもないところのリスクに左右されてしまう部分が大きいのです。
一方で不動産投資はリスクをコントロールすることができます。 まず、ほとんどのリスクは「物件選び」の段階で排除できます。
「水道設備の老朽化」「雨漏り」「外壁塗装」「入居者に犯罪者がいる」 「近隣に問題のある人が住んでいる」「近所の大学が移転してしまう」 「事故物件だ」「実はみんなが住みたがらない地域だ」
こういったリスクは先に調べてしまって、「買わない」という判断ができたり、 値引き交渉の材料にすることもできます。
リスクが他人任せになってしまう他の投資案件に比べて、不動産投資では自分でリスクを排除できるのですから、 これは不動産投資の大きな強みです。
勉強すればするほど「どんなリスクがあるのか」を学ぶことができますから、 不動産投資の書籍を読めば読むほどリスクを減らすことができるのです。 これは非常に勉強のし甲斐がありますね。
理由4:サラリーマンは不動産投資に有利
不動産投資を選んだ4つ目の理由が、サラリーマンは不動産投資に有利であることです。
勉強しているときにわかったのですが、サラリーマンは不動産投資に非常に有利です。 なぜなら、銀行融資を受けることができるからです。
住宅ローンやマイカーローンは自営業者や中小企業の経営者には難しいことをご存知でしょうか。 実は、「お金を借りる」という行為は基本的に難しいものなのです。 「確実に返済される」という見込みがなければ銀行はお金を貸せません。
しかし、サラリーマンは簡単に住宅ローンやマイカーローンを組めますよね。 私の同期も入社1年目にしてマイカーローンを組んでいました。 これはどうしてなのでしょうか。
それは、サラリーマンは「会社の信用」を利用できるからです。 自営業や中小企業と異なり、サラリーマンが勤めている会社は何十年も続いている企業です。 今後も何十年も継続していく見込みがあります。
サラリーマンはまだ終身雇用と年功序列が根強いですから、「増え続ける給料」がほぼ確実なわけです。
だから銀行はお金を貸してくれます。このサラリーマン特有の信用があるため、 不動産投資に非常に有利なのです。
私はこうして6700万円の融資を受けて新築一棟木造アパートを購入しましたが、 これもサラリーマンだったから可能だったことです。 もしも「年収500万円のサラリーマン」でなく「年収500万円の自営業者」だったら無理だったでしょう。
これについては詳しくはサラリーマンこそ不動産投資に有利!で解説しています。
ただし勉強は「メチャクチャ」必要
ここまで不動産投資の魅力を解説してきましたが、何も知らないままで手を出すと大変な目に遭います。 不動産投資を勉強しているといろんな失敗談が目に入りますし、 不動産投資のメルマガでも悲痛な叫びがたくさん聞こえてきます。
しかし、今ではどんな失敗談を読んでも、「それくらい買う前にわかるでしょ」とツッコミを入れられるようになりました。 厳しい言い方ですが、失敗した人はそのほとんどが「勉強不足」なのです。
私は購入するまでに3年間、勉強する時間がありました。 不動産投資の書籍を40冊読み、ビジネス書を100冊読み、メルマガも読みましたしセミナーにも参加しました。 不動産会社を訪問して話を聞きに行くのも多かったですね。
不動産投資だけでなく、「みんなが住みたい家ってなんだろう」と住宅カタログを読み漁ったり、 不動産業界の裏事情を調べるために暴露本を買ったり、銀行の融資について詳しく知るため、 銀行業界の本もたくさん読みました。
さらに「自己資金」を貯めるためにとにかく出費は控え、同期がクルマを買おうがキャバクラに行こうが、 ぜいたくなマンションに住もうがブランド品を買おうがすべて無視して貯金に徹しました。
最低限これくらいはしないと不動産投資は失敗します。そして、失敗時に失うものも大きいです。
ですが、たいていのリスクは「勉強」によって排除でき、 予期せぬ事態が発生したときの備えをつくっておくこともできます。
一生モノの不労所得をつくるのですから、3年間という時間・数十万円程度の出費はむしろ安いくらいです。 これから不動産投資を志す方には、ぜひ「猛勉強」をしてほしいと思います。 メルマガに登場する「失敗した人」になってほしくありません。
そのため当サイトでは私の知る限りの不動産投資の知識を掲載し、 みなさんの資産形成のお役に立てればと思っています。
不動産投資の勉強方法については、不動産投資の勉強の仕方で詳しく解説していますので、 そちらも参照してください。
不動産投資をもっと勉強しよう
不動産投資は勉強すればするほどリスクがゼロに近づいていきます。 私は不動産投資の本を40冊、ビジネス書を200冊読み、不動産投資セミナーに参加したり、 不動産会社に資料請求をしたり面談を申し込んだりして勉強をしました。
セミナーや面談では、本やwebサイトに書けない秘密の話が満載です。メチャクチャ勉強になりました。 また、私は「年収500万円以上」「自己資金500万円」と言っていますが、それは市況次第です。 「入社3年」という条件すら、「2年でもいい」という銀行すらあるくらいです。
最新の環境なら、あなたも今すぐ不動産投資ができるかもしれません。 実際、私も「まだ無理だろ~」と思いながら資料請求して面談を受けた会社で、新築一棟木造アパートを購入できました。 セミナーや面談を受けることで、可能性が広がります。
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